/ 5月〈1〉 ドッグプール・クル見学
季節もすっかり春です。これから外に出る機会も増えてくると思います。今月はワンちゃんに特にお薦めの場所を紹介したいと思います。

2月に金沢市粟崎町にあるドッグプール・クルに見学に行ってきました。2006年からあったのですが、去年ぐらいから理学療法(リハビリ)を実施しているとのことで、治療に立ち会わせてもらいました。見学後にあずきをプールで泳がせようと、友達も誘い2人と1頭でドッグプール・クルに向かいました。当日はあいにくの天気で、雪がかなり降っていましたが無事に目的地まで到着しました。
 中ではすでにリハビリのウエルシュコーギーの仔が背中に電気療法を受けていました。その子は椎間板ヘルニアでつい最近手術を受けリハビリに通っているそうです。まだ完全に後ろ足は立たずフラフラしていましたが、前回よりは腰も少し上がり右足は踏ん張ろうとしているそうです。まずはプールに入る前に、電気療法をして神経に働きかけ循環を促し体を温めた後、準備運動として後ろ足のマッサージを受けていました。
電気治療中

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身体も温まったところでさっそくプールに入ります。いわゆる水泳療法です。プールは筋力トレーニングにはあまり適していませんが、体重の負荷がかからないので体重のある仔でも負担がかかりにくく浮力があるので後ろ足が動かなくても水の中で前に進むことができるのでとてもいい治療方法です。
こちらの理学療法では筋力も強化するため、バケツを装着させプールのなかで泳ぐ方法などを取り入れていました。 色々工夫するというのも理学療法の楽しみではないでしょうか。
リハビリを受けていた仔は飼い主さんがプールに入る準備をしていると、プールに早く早くとせがむそぶりをして、プールがとても嬉しいようでした。その子がプールに入る準備をしている間、先にプールを終えた仔(この仔もコギーで椎間板ヘルニアの仔でした。)が運動後のマッサージと後ろ足のつま先にマッサージを受けていました。それも少し見学させてもらい、プールを利用したリハビリの見学へと移りました。プールのなかでは自由に動き回れることが嬉しいのか、何度も繰り返しプールの中に入って泳いでいました。その光景をみていると見ている方まで嬉しくなるような気分でした。
スイスイひとりで泳ぎます。

何度も繰り返し泳ぎます。
その後、リハビリを実施されている北野昭子先生に幾つか質問をさせていただきました。北野先生はリハビリの他にも、鍼、お灸、ホメオパシー治療もされていて、リハビリは私が前回受けたセミナーのミッシェルマンク講師の指導を受けたということでした。しかもオーストラリアの専門センターまで直接勉強しに行ってきたそうです。(私も機会があれば一度行きたいと思っている所です。)
頑張った御褒美は「りんご」
5月〈2〉ドッグプール・クル見学

この記事は2008年5月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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