坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
   〒923-0867石川県小松市幸町3-21 TEL0761-21-2471 FAX0761-21-2451 アクセス:JR小松駅より徒歩10分
HOME
医院概要
治療案内
 セミナー案内
診察室日記
診察室日記
  2011年6月 ハムスターの疾患(2) NEW  
     
  ハムスターハムスターの眼下疾患
もっとも発見しやすいのが眼球突出です。首筋をつかむ保定を行ったりすると、すぐに眼球突出する症例もありますがそれが持続するのは異常です。原因には、外傷や歯の疾患(切歯不正噛合、根尖膿瘍)、膿瘍、腫瘍、呼吸不全などがあります。
マイボーム腺腫(腫瘤)とは、瞼の内側にある分泌線の閉塞や貯留であるひまわりなどの脂肪分の多い種子を多く与えている場合に多く発生します。貯留物はチーズのような硬い内容物です。治療は点眼や切開しての圧迫排出があります。

 
   
  ハムスターの低体温症
単純な寒さ(5℃以下)や寒暖差(10℃以上の差)で発症します。
症状・・ぐったりし、半冬眠状態(心拍数、呼吸数低下)になります。
治療・・ゆっくりとした加温(急激な加温は循環障害などのショックを誘発)、輸液(糖液含む)などをおこないましょう。

★ハムスターの加温材料
遠赤外線装置
カイロ(かじられないように工夫する)
湯たんぽ(お湯を入れたペットボトルか輸液バックでもよいが急激に冷めるのでその冷めたものによる体温消失に注意する)
布袋に入れた米を電子レンジで数分温めたもの(比較的長時間使用できます)
エアコンなどの暖房機材

 
  ハムスターハムスターの基本的なデーター
ドアーフ種
寿命・・約2年
体重・・約15〜40g
体長・・約7〜12cm
産子数・・約5頭
妊娠期間・・約20日

シリアン種
寿命・・約3年
ハムスター体重・・約100〜150g
体長・・約16〜18.5p
産子数・・約8頭
妊娠期間・・約16日

ハムスター全品種
体温・・37〜38℃
呼吸数・・35〜135回/分
心拍数・・250〜500回/分
 
     
  2011年6月 ハムスターの疾患(1)  
  この記事は2011年06月に制作された内容です。  
  4月記事/6月記事〈1〉へ/診察室日記に戻る/  
   
   
   


 

記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
Copyright (C) 2011 Sakai Animal Hospital All Rights Reserved.