坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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  2013年8月 白内障  
 

講義風景今回も眼の病気「白内障」を特集します。水晶体と呼ばれるレンズがなんらかの原因で白く濁り、視力が低下したり、失明の可能性もある病気です。加齢に伴う発症がほとんどですが、遺伝的に若くても発症することがあります。また、糖尿病の合併症や、ケガや中毒でも進むこともあります。


 
     
 

実習風景☆チェックポイント
黒目が白く濁っている、前足で目をこすっている、まばたきが増えた、物にぶつかる(進行した場合)、急に怖がりになった(進行した場合)

☆なりやすい犬種
柴、トイ・プードル、
アメリカン・コッカー・スパニエル、パピヨン、ミニチュア・シュナウザー、など

 
 

☆予防と治療
予防:
白内障は片目だけにも起こりえます。明るいところで目に濁りがないか、左右の目の状態に違いはないかを確認してください。また、原因になりうる糖尿病を防ぐため肥満にも注意!目薬やアスタキサンチンなどのサプリメントにより進行を抑えるようにします。
  
術前治療:
進行状況によっては水晶体の濁った、たんぱく質を取り除く手術をします。初期の白内障の時点で治療を開始しなければ、ぶどう膜炎、強いては視力を失うことにもなる緑内障に発展する恐れがあるため早めの診察をおすすめします。
実習風景白内障は白内障だけでは終わりません!!真白になるまでなかなか進行に気付きにくい病気なので、たまに眼を見る習慣をつけてみましょう。

来月は「緑内障」を特集します。

 

 
     
  この記事は2013年8月に制作された内容です。  
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