坂井獣医科動物病院

/2月〈1〉 アニマルアロマについて
アロマセラピーとは何かといえば、ホリスティック療法に用いる純粋で混合物のない精油や、ハイドロゾル(精油を水蒸気蒸留するときに、副産物としてとれる留出水のことです。植物成分中の水溶性成分を含み、いくらかの精油成分も、きわめて微量に含まれています。成分はかなり希釈されているため、作用は穏やかで、かすかな芳香がします。)そして他の植物性の芳香物質をもちいた療法と定義されています。

この植物性の芳香物質が必要不可欠であり、とても健康に役立つということです。

精油は、植物の葉、花、根、樹皮、種子、果実などを、水蒸気蒸留や液化二酸化炭素抽出、溶剤抽出、圧搾して得られた揮発性の物質です。精油は油質ではないので、きわめて濃縮されていますので強い香りがします。通常はこれを高希釈して使用します。またすべての植物から精油がとれるというわけではありません。

精油
精油の効果
ペットアロマセラピーを施すことは、すばらしい健康を受け持つ能力を飼い主である私たちに与えてくれます。もしかして、危険的な状況に陥って緊急的な処置が必要になる頻度を最小限にできるかもしれません。精油やハイドロゾルは、動物でよくみられる症状を緩和するのにとても役立ちます。しかし、ペットをアロマセラピーでホリスティックに治療できる場合とそうでない場合があります。獣医師の診察を受けなければならない場合があります。アロマセラピーは、通常の獣医学的な治療のかわりになるものではないということを理解しなければなりません。
迅速な処置が必要な場合は、必ず獣医師の診察を受けなければなりません。

アロマセラピーで効果のある動物の症状
虫刺され、皮膚のかゆみ、食欲不振、乗り物酔い、皮膚の炎症、歯の洗浄、歯の痛み、皮毛の不良、不安症、口臭、やけど、切り傷、擦り傷、消臭、恐怖心、落ち着きがないなど

要注意!!
ネコやフェレット、一部の小動物には精油成分を解毒できない動物がいます。



要注意
2月〈2〉 アニマルアロマについて
この記事は2007年2月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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