/ 2月〈2〉 散歩の注意点
走ることができる場合には首輪から胴輪に
頸椎に変形性脊椎症を持っている老犬は意外と多いものです。首輪を引っ張ると、首に負担がかかります。また、引っ張る力が小さくても、繰り返し力を加えてしまうことにより大きな負担が頸椎にかかります。首がきつくないようにと、余裕を持ちすぎて首輪をゆるくしておくと立ち止まり踏ん張ってしまったときなどに抜けてしまうことがあります。また、引っ張ったときに首に食い込むタイプの首輪もさけましょう。気をつけるのは首輪だけでなく、首に重荷がかかりすぎないようにリードの留め金を含め身体にあったリードを選んであげることが大切です。首に問題があり負担がかかりそうな場合は首輪ではなく胴輪を使いましょう。また、快適な散歩を行うには、小さいころからの散歩のしつけがとても大切になります。

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犬の安全を守るためでだけではなく、周りのヒトなどに迷惑かけないために必要です。老齢犬になると歩くのがゆっくりだからなどでリードをはずして散歩している飼い主さんをみかけます。何も危険がないように思えますが、何が起こるか予測は出来ない以上犬の安全を守るためにもリードをつけて散歩をしましょう。ただ、リードをつけていても、リードを伸ばして好きに歩かせていれば意味がありません。散歩時にリードをつけることはマナーでもあり、飼い主さんの義務でもあります。責任を持って管理しましょう。

排泄は散歩で?
散歩=トイレの時間ではないと思います。もし、そのような概念をみなさんがお持ちならそれは考え方を改めましょう。
老齢気になり、体力や内臓の機能など、さまざまな組織の機能低下が起こります。そのため、どうしてもトイレが近くなります。そのときの事を考え、散歩に出なくてもトイレが出来る環境を若いころから作っておくことは必要です。また、どうしても屋内でのトイレが無理な子は、運動のための散歩とは別に屋外に出してあげるようにしましょう。

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自転車散歩?
自転車で散歩されている飼い主さんがいますが、高齢期に入ると体の状態も少しずつ変化していきます。日々の小さな変化が積もり大きな変化として突然とやってきます。環境や気候も毎日同じではありません。毎日同じ距離を同じように走っていては、日々変わる状況に対応していけません。過激の運動は関節の疲労をため、関節の磨り減りも激しく、機能的な衰えも出やすく、老化を早めてしまいます。そろそろ自転車散歩はやめ、ゆっくり散歩にしてあげましょう。

今回はここまで!続きは次回に

参考資料as

2月〈1〉老齢の管理について

この記事は2010年2月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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