/ 6月〈1〉 犬、猫に活用して欲しいツボ(針治療)
こんにちは。今回は、私がホリスティックマッサージのプロを目指し取得したときに一緒にツボも講習内容にありましたので、自宅でも活用して欲しいと思い取り上げます。
※今回は東洋医学的な療法です。西洋医学的な療法は掲載していません。

気と経絡
犬や猫の体の表面には数百個のツボ(経穴)があります。これらの経穴は身体を流れる経絡に繋がっています。この経絡には「肺経、腎経、」などの臓器の名前がつけられていて、互いに連絡しあい、内蔵に通じて全身の機能を正常に調節するように働いています。東洋医学では、この経絡に沿って「気」とよばれるエネルギーが流れていると考えられています。「気」とはエネルギーのことで、体の中には、血液、リンパ液、体液、酸素などが循環していますが体中を血液などが流れるのはこの「気」と呼ばれるもののおかげです。
家族の一員
「気」は活気ある生命力の源でもあるし、精神的、感情的なものも「気」に影響されています。命あるものはすべてこの「気」が流れています。「気」がこの経絡を正常に流れているうちは健康ですが、どこかで滞ったりすると、その部位または関係する臓器に病気が発生して、体調が崩れると考えるのです。この経絡上にあって「気」の流れを調節しているのがツボです。簡単にいうと経絡は体中を走る電線で、ツボはエネルギーそして内臓に繋がるスイッチといいかえてもいいと思います。このスイッチであるツボから、内臓にアクセスできるというわけです。

ツボの性質
ツボは神経上や筋腱接合部などの小さな穴やくぼみとして感じられることが多く、この神経や血管が集まっていることがわかっています。生理学的にも、鍼でツボを刺激することによって神経系が刺激されβエンドルフィンなどの脳内モルヒネともいわれる鎮痛物質や、神経伝達物質であるセロトニンなどの脳内ホルモンの産生が促されるため、痛みが和らいだり、脊髄における痛みの伝達そのものを抑制したりするということが証明されています。
また、ツボの刺激によって、感覚神経から放出されるサブスタンスPなどの化学物質によって、抗体をつくる働きのあるリンパ球の数を増やして活性化させ、人の自然治癒力、防御力を挙げていくというメカニズムも解ってきました。このように、動物自身に備わっている自然治癒力に働きかけて、動物自身が治っていく過程を後押しするものなのです。

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ツボの押し方と指圧テクニック
多くのツボは筋肉と骨の間にあるくぼみに位置しています。ですから、まず筋肉や腱、靭帯の間にあるくぼみを探してみてください。ペットに指圧するときは指は曲げずにまっすぐ押します。指は親指でも人差し指でもかまいません。押すときはゆっくりと押していき、徐々に深めていきます。どのぐらいの強さが良いのか、どのくらいの深さがいいにか解らないときはペットの反応をみながらその子にあった強さや深さを探してください。こうした反応は指圧をしてあげるうちにだんだん解ってきます。

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6月〈2〉 指圧を始める前に

この記事は2010年6月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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