/ 7月〈2〉 犬、猫に活用して欲しいツボ(指圧)
症状:イライラして怒りっぽい
肝臓の機能が弱ると、人間でもイライラしたり、怒りっぽくなったりします。それは、「気」の流れがスムーズにおこなわれないからです。ペットでも言うことを聞かなくなったりわがままになるようです。呼んでも耳をかさなかったり、新聞などを噛むものもいます。飼い主がその行動をしかると、よりいっそう欲求不満になり、肝臓はさらにストレスをこうむります。ストレスのあるペットをみてみると肝臓の「血」の貯蔵がうまくいかなり肝臓の「気」もとどこおります。肝臓の「血」と「気」の不足に対する治療法は、ペットにたくさんの運動をさせ、「血」を養う食べ物を与えて肝臓の「血」を蓄えさせることです。運動は「気」がスムーズに流れるように促し、「血」を養う食べ物は栄養を与えるのに役立ちます。

ツボ療法で治す
イライラが激しい場合は、お腹の中心線を上から下に繰り返しかるくなでおろすマッサージがいいでしょう。これ以外にもあります。

副鼻腔炎

(1)太衝(たいしょう)の指圧
後ろ足にあるこのツボは肝臓の経絡の源になるツボです。「血」と「気」を強化するのに役立ちすべての肝臓機能障害に使われます。

(2)三陰交(さんいんこう)の指圧
後ろ足にあるこのツボは肝臓と脾臓と腎臓の経絡が出会うところです。すべての肝臓機能障害の治療に使えます。

(3)肝兪(かんゆ)の指圧
背中にあるこのツボは肝臓のバランスをとり、強化し、すべての肝臓機能障害に使えます。


★イライラが激しいときは次のツボも指圧してください。
(4)行間(こうかん)の指圧
後ろ足にあるこのツボはイライラしたりした時に良いでしょう。

(5)足臨泣(あしりんきゅう)の指圧
後ろ足にあるこのツボは肝臓のツボは肝臓の「気」と「血」を補い余分な水分を排泄させます。お腹や足の内側を毛づくろいしつづける猫にききます。
行間とあわせるとさらに効果的です。

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今回はこれまで。また、機会がありましたら取り上げたいと思います。ちょっとした知識です。ぜひ活用してみてください。

7月〈1〉 犬、猫に活用して欲しいツボ(指圧)

この記事は2010年7月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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