坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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診察室日記
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  2014年6月 猫の下痢について  
 

 愛猫の下痢ウンチの見極め!こんな下痢は大丈夫?受診したほうがいい?!そんな疑問にお応えします。

 
     
  犬画像01Q.フードを替えたら…
A.2〜3日経っても続くなら消化不良以外の原因があるかも
 腸が食べ物に含まれるたんぱく質の変化についていけず消化不良になり下痢に。この場合は数日で治まりますが、治まらないなら食物アレルギーなどの別の理由が考えられます。

犬画像02Q.人用の牛乳を飲んでから…
A.次の日も下痢が続くなら一度診察を
 「乳糖不耐性」といい、牛乳に含まれる糖質(乳糖)が体内で分解できず下痢になったのでしょう。1日で治まることが多いので、元気と食欲があれば様子を見て、翌日も下痢が続くようなら一度診察を。また、以後人用の牛乳は与えないように注意しましょう。
 
     
  犬画像04Q.ワクチン接種のあとで…
A.症状が下痢だけなら少し様子を見ても。下痢以外の症状があればすぐに病院に!
 発熱、顔や足の腫れがあるなら「アナフィラキシーショック」の恐れが。アレルギー反応の一種で、命の危険もあるのですぐに病院に。そうでなければワクチンの副作用か、通院によるストレスが原因かも。元気と食欲がなければ受診が必要ですが、あるなら様子を見ても。下痢は2〜3日で治まると思います。ワクチン後の変化で気になることは、一度お電話で相談してください。

 
     
  犬画像03Q.発情期に…
A.体力が消耗するので下痢が続くなら受診
 発情期はストレスを感じやすい時期。ストレスやホルモンバランスの乱れで下痢をする可能性はあります。下痢が2日以上続くと体力を消耗するので受診してください。

 
     
  受診の見極めは?
 子猫とシニア猫はすぐ受診。子猫の下痢は命に関わることもあるので、すぐに受診してください。シニア猫も体力衰えやすいので、様子を見る余裕はもたないで。元気と食欲がある成猫のみ、1日だけ様子を見てもいいかもしれません。
 
     
 

 風が快い季節となりましたので、外へお出かけになるのもよいでしょう。

 
  この記事は2014年6月に制作された内容です。  
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