坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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診察室日記
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  2015年12月 愛犬との生活について  
 

本格的な冬の到来を迎えまして、風邪などひかれておられませんか。愛犬との生活はたくさんの幸せに満ちています。でも、時にはしつけやお世話に疲れてしまうことも…。そんな時に少しだけ見方を変える6つのヒントをご紹介します。

 
  時には愛犬を預けて息抜きしたっていいんです  
 
リラックスイメージ画像しつけに一生懸命になりすぎると飼い主さんも愛犬も息が詰まってしまいます。
なかなか上手くいかずに周囲の目が気になりだすと、愛犬のことも愛せなくなってしまうかもしれません。しつけは飼い主さんと愛犬が幸せに暮らしていくためのツール。
自分に無理なく続けられれば、結果はよい方向に向かうでしょう
 
     
  思わず大きな声で叱ってしまったら、上手にフォローして  
 
犬イメージ画像01愛犬の問題行動に、つい感情的に声を荒げたり、手が出てしまうこともあるでしょう。そのことに自己嫌悪するのは、愛犬を愛していればこそ。感情的に叱られた時、愛犬はただならぬ雰囲気を感じとって、一時的に飼い主さんから距離を置くかもしれません。そのときに愛犬に伝わるように愛情を示せば大丈夫。やさしく呼んで、ゆっくりなでることが効果的。
 
     
  「かわいくない」と思うことはだれにでもあること  
 
犬イメージ画像03一生懸命にしつけやお世話に取り組んだ結果、飼い主さんが疲れてしまうことはよくあること。自分ひとりで抱え込まないで、友達に話を聞いてもらったり、昔の写真を見て飼い始めた時のことを思い出したり、お世話を家族にも手伝ってもらったり。疲れた心を癒せば愛犬へのいとしい気持ちは自然と戻ってくるものです。
 
     
  ほかの子と比べる必要はなし 気になるポイントこそ「愛犬の個性」  
  犬イメージ画像04よく飼い主さんから「ほかの子と比べて、うちの子はいくつになっても落ち着いてくれない」というお話を伺います。ほかの子と比べて不安になるより、それも個性と認めて愛するのが一番です。活発なのは愛犬のチャームポイント。もし、どうしても落ち着かせたいと思うなら、これまでよりも飼い主さん自身が落ち着いた声で話し、ゆったりと行動をするように気をつけてみましょう。  
     
 

愛犬が病気になったからといって自分を責めないで

 
  どれだけ気をつけていても病気になることはありますし、もともと病気になりやすい体質の子もいます。それは飼い主さんの責任とは言い切れません。そのことに落ち込んだり悲観的になるより、気持ちを切り替えて病気をよく理解し、上手に付き合っていくことを優先しましょう。
飼い主さんが落ち込むと、それを感じとって愛犬も不安になりがち。悪いところばかりに注目するのではなく、よい面を見つけてみましょう。
 
     
  多頭飼いの場合 平等に愛せないと悩むことこそ愛している証拠  
 

犬イメージ画像05多頭飼いでひとりだけをかわいがってしまう…そう思うのは「平等に愛したい」という飼い主さんの気持ちの裏返し。でも、すべての愛犬に同じ行動をする必要はありません。甘えることで愛情を感じる子にはなでたり抱っこで愛情表現。遊ぶことが 愛情表現になる子には一緒に遊んで信頼関係を深めて。

 
     
  しつけやお世話に悩み、元気がない飼い主さんの様子を愛犬は敏感に感じとるもの。愛犬の心身の健康のためにも、飼い主さんが前向きでいることが大切。悩んだ時は、ひとりで抱え込まず家族や友人の力を借りてみましょう。
次回は大切な愛犬・愛猫を少しでもリラックスさせてあげるヒントをお伝えします。
 
     
  この記事は2015年12月に制作された内容です。  
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