4〜10歳のワンちゃんに発症することが多いです。好発犬種はアフガンハウンド、アイリッシュセッター、Gレトリーバー、ラブラドール、ブルドッグ、Aコッカー、エアデールテリア、シェルティ、ボクサー、チャウチャウ、プードル、ダックスフンド。※ネコちゃんでは非常にまれな病気です。
<原因>
大きく3つに分けられます。
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本症のほとんど(99%以上)は、甲状腺のリンパ球性炎症または特発性濾胞(ろほう)萎縮に起因する「原発性甲状腺機能低下症」です。甲状腺から分泌されるサイロキシン(T4)不足により発症します。 |
(2) |
本来、外部から体内に入ってきた異物を排除する自己免疫が、異常により甲状腺を攻撃。結果、甲状腺が破壊されて機能が低下してしまうことで発症します。 |
(3) |
クッシング症候群など他の病気と併発して発症することもあります。 |
<症状>
・皮膚症状…脱毛、膿皮症、脂漏症、難治性の外耳炎、ニキビダニ症
・神経症状…跛行(びっこ)、運動失調、捻転斜頸(首を傾げたままになる)、顔面神経麻痺、てんかん発作・肥満・元気消沈・徐脈・低体温・発情周期停止・むくみの影響から、悲しそうな顔に見える
<治療>
クッシング、アジソンと同様です。
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