/ 6月〈1〉ホメオパシーとは
こんにちは、だんだん暖かくなり外出する機会もふえてきたのではないでしょうか?
今回はホメオパシーをお話したいと思います。知っておくと緊急の時にも役立つと思います。

ホメオパシーとはホリスティック(統合医療)のひとつ
「ホメオパシー」は1796年にドイツ人医師サミエル・ハーネマンによって確立された治療法です。「レメディー」とよばれる薬を使って、心身のさまざまな病気や不調に対応します。「同種療法」ともいいます。

同種療法とは
今、出ている症状と同じような症状を引き起こす物質を希釈して患者に与え、その自己抵抗力、治癒力を協力に刺激し、高めることにより治療します。つまり毒には毒をという考えです。

ホメオパシーの語源
語源はギリシャ語でhomeo「同じようなもの」parthos「病気、苦しみ」で「同種の物が同種を治す」という自然原理をあらわしています。紀元前400年、古代ギリシャ時代に医学に父ピポクラテスは、「同種の物によって病気はつくられ、同種のものを用いることで病気は癒される」と書いています。その原理は古代ギリシャの時代から医学の哲学のなかに表われています。それを理論として発展したのはハーネマンの業績によるものです。

サミエル・ハーネマン
サミエル・ハーネマン
西洋医学とホメオパシーの違い
西洋医学 ホメオパシー医療
病気の治療であり、患者全体の治療ではない 病気の診断ではなく症状を統合的に考察し、
治療は患者を理解すること
症状によって治療方法が決まっている 症状が同じでも個々により治療は異なる
逆症療法、治療とは症状を早く消すことが目的 同種療法であり症状の除去のみを目的としない
年齢、病気の状況によって薬の制限がある 年齢やどのような病気にも適応可能
治療の目的は病気を治すこと 治療の目的は病人を治すこと
副作用の危険を伴う、薬は繰り返しが必要

ホリスティック医療、代替医療とは
ホリスティック医療とは「全体を捉える医療」、身体、心、生命などさまざまな場に働きかける医療すべてをいいます。
疾患を単なる部品としてとらえるのではなく、肉体的な面と精神的な面での一体としてとらえ、その全体から根本的に治療する方法です。
代替医療とは西洋医学以外の医療、療法によって病気の予防や治療を行うものであり、東洋医学、アロマ、フラワーエッセンス、ハーブ、マッサージ、温泉療法、ホメオパシーなどが含まれます。

相乗効果
6月〈2〉 ホメパシーの基本原理

この記事は2008年6月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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