/ 8月〈1〉 ホメオパシー 第2回
先月お話したホメオパシーの続きをお話します。ホメオパシーの薬、レメディーは自然のあらゆるものを使って作られます。ほとんどのものが植物であとは昆虫由来、鉱物由来、病原菌由来、ノゾ由来、健康な組織あるいは分泌由来などがあります。レメディーは国により規制が色々あります。

植物レメディー
65%のレメディーが植物由来です。各種植物の全体もしくは一部が使われています。


動物、昆虫レメディー
健康体のものから採取されます。例えば、ミツバチそのものが使用されたり、へび毒のように特定の動物の生産物を用います。
また、健康体の組織由来のレメディーと病的な組織、分泌物由来などがあります。

鉱物レメディー
さまざまな鉱物でつくられます。物質としては人工的な物質も使われますが、ほとんどは自然の状態で使用されます。

その他
その他には、花粉、ハウスダストなどのアレルギー物質、牛乳などの食品を使用したものもあります。また、抗生物質や抗がん剤などの西洋医学てきな物、などもあります。

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動物病院での用途
動物病院では、診察、処置、入院、シャンプーなどほとんどの獣医療で使用することができます。
動物は飼い主さんと離れると不安になりパニックを起こすこともあります。このような状況にホメオパシーは有効です。精神を落ち着かせるのにとても有効です。
また、どんな動物にも使用可能です。
西洋のお薬の使用を減らすことも可能です。このことは西洋を否定するということではなく西洋と自然療法のホメオパシーをうまく融合することができればと思います。
必要なときは西洋医学を使用し自然療法と併用できれば良いでしょう。
ホメオパシーは一般に安全で危険が無いといわれていますが、やはり適切な分析、診断は必要になります。
セルフケアー以外は専門のホメオパシー医と主治医の連携した治療が必要になります。

そのほかにこんなときにも使用できます。
家庭内の環境の変化…怒り、恐れ、旅行、車酔い
病院内の診察…………手術前の緊張、恐れ、不安
ホテル、シャンプー…シャンプー時の不安、緊張、
入院動物………………動物の看護、精神の安定

8月〈2〉 レメディーの種類、効能

この記事は2008年7月現在制作された内容です。記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
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