坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
   〒923-0867石川県小松市幸町3-21 TEL0761-21-2471 FAX0761-21-2451 アクセス:JR小松駅より徒歩10分
HOME
医院概要
治療案内
 セミナー案内
診察室日記
診察室日記
  2012年6月 呼吸器疾患「咳」について2  
     
 

どんな咳かを理解しよう!乾咳?湿咳?痰産生咳?
乾咳は、気管虚脱などの喉頭や気管疾患に関連して発生します。湿咳は気管支肺炎など肺実質性疾患、痰産生咳は慢性気管支炎や気管支虚脱などの末梢気道疾患が関連します。

 

 
   
 

画像1咳はいつおきるのか?
興奮時のみの咳は気管虚脱や心肥大による気管支の圧迫が疑われます。安静時にも咳があれば、慢性心不全、慢性気管支炎、気管支虚脱、気管支肺炎が疑われます。

 
   
  画像2

咳の時間帯は
夜間や朝方に多い咳は、慢性心不全や慢性気管支炎、気管支虚脱などでみられる痰産生咳が原因の場合が多いです。1日中みられる咳は、それら慢性疾患が進行した場合や気管支肺炎が疑われます。

 
     
 

画像3咳の回数などは
2,3回咳をして痰を吐き出すようなしぐさをして終わる単発性発咳は、重大な問題を生じているのではなく、後鼻漏などによる咽頭炎が多いものです。

持続性発咳は、ケンネルコフや気管虚脱のように気管に広範に炎症が生じていたり、慢性気管支炎や気管虚脱の可能性があります。



 
 

2012年6月 看護時の注意点

 
  この記事は2012年6月に制作された内容です。  
  5月記事/6月記事〈2〉へ/診察室日記に戻る/  
   
   
   


 

記載内容は予告なく修正、変更を行なう場合が有ります。
Copyright (C) 2012 Sakai Animal Hospital All Rights Reserved.