坂井獣医科 Sakai Animal Hospital
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診察室日記
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  2015年7月 女の子のワンちゃんと上手に付き合うポイント  
 

 女性ホルモンのバランスにより、体や心に変化があらわれやすい女の子のワンちゃん。体と心の変化に合わせたお世話のコツや接し方をご紹介します。また、男の子の飼い主さんも愛犬と、他の女の子との付き合い方にも役立ちます。

 
     
  大きな変化の時は…  
     
 
1.

発情…今回は「発情」について特集します。

2. 妊娠・出産
3. 避妊手術
   
 
  発情とは…  
  犬イメージ画像01 犬の場合メスだけに起こる生理現象。性ホルモンの分泌が盛んになり、子宮を整えるなど、妊娠できる体になる準備期間です。
 ちなみに、オスは発情したメスのにおいを感知すると本能的にそのメスを探して交尾しようとします。
 
  体の変化…  
 

犬イメージ画像02 個体差はありますが、生後6〜9ヶ月ごろから始まります。犬には閉経がなく生涯発情します。発情期の1サイクルは約6〜8ヶ月間ほどです。発情期は「発情前期」「発情期」発情後期」の3つの区分に分けられます。
 犬の発情出血と人の生理はまったく違います。犬の場合は、妊娠に備えるために出血し、その後排卵が起こります。つまり、出血し始めてから妊娠が可能になります。

「発情前期」

 

→妊娠できるように女性ホルモンの分泌が増加
個体差はありますが、元気がなくなったり、休みがちに。心配しすぎて無理にかまうと、かえってストレスになることも。そっとしておきましょう。

「発情期」
  →排卵する時期で、もっとも妊娠しやすい
排卵し出血が続きます。オスを見つけると、しっぽを上げ横に動かすなどで、交尾を誘います。また、食欲が低下する子もいます。
「発情後期」
  →妊娠しなかった場合、徐々に性ホルモンの分泌がおさまっていく
性ホルモンの影響が少なくなっていきます。出血がおさまってきます。
「無発情期」
  →性ホルモンの分泌がおさまり、発情しない時期
ホルモンバランスが元に戻り、体の状態も戻ります。もっとも元気に過ごせる時期になります。
   
 
  心の変化…  
  犬イメージ画像03

 性ホルモンの分泌が変わる影響で、情緒が不安定になりがち。また、この時期は「交尾したい」という本能が最優先になるため、いつもの愛犬とは性格が違って感じることも。
 発情前期から徐々に心にも変化が現れ、発情期が変化のピーク。発情期に妊娠しなければ元の性格に戻っていきます。

 
 
「発情前期」

 

個体差はありますが、元気がなくなったり、休みがちに。心配しすぎて無理にかまうと、かえってストレスになることも。そっとしておきましょう。

「発情期」
  反抗的になったり、神経質でイライラしたり、やけに甘えてきたり。落ち着きがなくなるのでしつけの練習は控えて。また、静かな環境で落ち着かせてあげましょう。愛犬の方からかまってほしそうなら、スキンシップで安心させてあげましょう。
「発情後期」
  妊娠しなければ性ホルモンの分泌が減るため、徐々に気持ちも落ち着いてきます。ただし、この時期に偽妊娠が見られることも。
偽妊娠とは

 

発情期後2ヶ月ぐらいの間、妊娠していないのに乳腺が張ったり、ぬいぐるみなどを子供に見立てて守るなど、妊娠しているような心と体に変化があります。ごはんも食べずに、ずっとぬいぐるみを離さないなどの行動がみられます。

「無発情期」
  性ホルモンにもっとも影響されない時期。情緒も安定し、本来の性格に戻ります。新しいしつけはこの時期にじっくり教えるといいでしょう。
   
 
     
  次回は女の子のワンちゃんの妊娠・出産時の体や心の変化をご紹介します。周りの木々も色濃くなってきました。愛犬と一緒に森林浴に出かけてみてはいかがでしょう。  
     
  この記事は2015年7月に制作された内容です。  
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